エーテルゲイザー(Aether Gazer)について1 CBT感想

2022/03/17~3/24の期間、bilibiliとTaptapで開催されていたエーテルゲイザー(中国名:深空之眼、英語名:Aether Gazer)のクローズドβテストに参加していました。

去年ぐらいからたまに話題に上がってたMobile ARPGですね。開発元はアズールレーンのYongshi technology。Mobile ARPGシーンを追ってる人ならProject Mimirの名前で聞いたことがあるはず。

これが4月22日、要するにこの記事を公開した時点で本日、に本土で正式リリースも決まったということで、βテストでのゲームの感想や今後の期待などを書いていこうと、思います?

本当はかなりしっかりがっつり記事を書いて早くに公開するつもりだったんだけど、4月から仕事がかなり忙しくなってしまってあまり時間が取れなくなり、予定分も一回で書けず分割することにした。まずはゲームの大まかな説明とCBTの感想を書いて、しばらくプレイしたあとでゲームシステムの説明とかを詳しく紹介しようかと。有言不実行にならないように頑張ります。

そのうち、おまけ程度で日本と海外のスマホゲーの話とかも書ければいいな。

 

・Mobile ARPGとは

その名の通り、スマホ向けのARPG。ソシャゲのソーシャル要素を薄くしてガチャ要素をつけたステージクリア型の3D-ARPGで、コマンドやカードを選択して指示を出すものとは異なり、フィールド上(基本3D)でリアルタイムに自キャラを操作して探索や戦闘を行うのが特徴。具体的な例としては崩壊3rdやパニグレなど。というか、この2つぐらいしかないかも......(ここでは原神のようなオープンワールドRPGや幻塔のような3D-MMORPGは別の分類としたい)。

日本のゲームで近いのは、家庭用だけどアビス以降のテイルズオブシリーズ(戦闘シーンのみ)とか7以降のイースシリーズとか?他にもあると思う。

 

エーテルゲイザーは面白いのか

面白いです。

まずMobile ARPGというジャンル自体しっかり作れば面白いゲームが出来るものなので、これも面白いよねという感じ。

このジャンルに求められる操作の快適さ、プレイの爽快感、難易度バランス、演出・グラフィック、音楽などはどれも一定水準あり。βの段階で上で挙げた崩壊3rdとパニグレと同程度のポテンシャルが感じられた。

自分がARPG好きなのもデカいけど、これなら面白くできるよなあと思いました。

 

・これ崩壊3rdとかパニグレ同じじゃね?

違います。

ただまあもちろん、同じゲームジャンルということは当然共通点もあるので、結局はどこから比較するのか?ということなのかなと。ゲームを一切やらない人とってはゲームが全部ファミコンなのと同じだし、オタクではござらん者がアイマスラブライブとバンドリを混同するのと同じ。フォカヌポウ。

ということで、崩壊・パニグレ・エーテルゲイザーの3作品でそれぞれの戦闘システムの比較をしてみた。

Excel最高。

共通点もあれば、他にはないシステムもあり。エーテルゲイザーが他2作品とここが特に違うなと思った点を太字にしてみました。

一番の特徴はパーティー3人同時出撃かと。

入れ替えやQTEを駆使しながら基本的にフィールド上では1人で戦っていく崩壊パニグレとは違って、最初からパーティーに入れたキャラ全員がフィールド上にいて、操作できるのは隊長に設定した1人のみ。QTEっぽいシステムは現状では他キャラの必殺技を発動できるのみで、それ以外は基本的に指示できずに全てAI操作。これにより、戦場での自分と味方の位置取りが意味を持ち、分散して各個撃破するのか、はたまた味方について行って集中攻撃するのか、という風な新しい戦略要素が生まれるのではないかと。ちなみにAIの動作はとあるシステムにより大まかにコントロール可能。

もう一つの特徴がモディファイドモードの存在。要はブレイクとかピヨりと呼ばれているものなんだけど、演出込みで一つの特徴的なシステムに昇華されている。この演出に何とも言えない快感があって、このあと全員でタコ殴りにしてるだけなのに妙にカッコよく見えたりしてかなり好き。その他合体必殺技も一つのウリで、結構サクサク演出で見ていて気持ちよい。テイルズの合体秘奥義が好きな人は気になるかも。

 

モディファイドモード(ブレイク)に突入すると画面が割れる演出が入ってかっこいい。終わり際も演出が入ってかっこいい。

 

合体必殺技はMobile ARPGにしては長いけど、テンポ感はテイルズオブグレイセスの秘奥義ぐらいなのでよく考えたらスムーズ。

 

総じて戦闘はシステム面で他2作品と違うところを攻めつつ特徴的な演出で全体をスタイリッシュに仕上げていて、実際やってみるとプレイ感が崩壊ともパニグレとも全然違うと感じた。

さらに、戦闘以外でもパッシブスキルツリー選択とか、武器の鍵?システムなど、他の2作品にあるようでなかった要素が多く存在しているので、崩壊パニグレをやっている人でも別ゲーとして遊べるはず。

逆に、他のゲームで見たことあるシステムもかなり輸入しているので、そこは良くも悪くも馴染み深いというか。

 

で、最初に貼っとけよって感じなんですが、Youtubeに投稿した動画を参考までに。

これは素材用周回ステージの動画なのでかなりサクサク進行だけど、イメージは掴めるかなと。

www.youtube.com

もう1つ。こっちは古の楽園かアプスレール的なモードのステージの動画。

www.youtube.com

余談だけどこのゲーム、SEがかなり秀逸。

 

・ガチャ関連

キャラがガチャで開放されていくタイプのゲームなのでキャラが引けなければ遊べる幅も限られてくる、つまりガチャはどうなのか気になる!ということで覚えている範囲で解説。

キャラガチャは半天井70連、単発はゲーム内通貨200個。種類はキャラガチャは恒常とピックアップの2種類で、石の種類もそれぞれ別。あと1回だけ10連が少し安く回せて天井が早い初心者ガチャがあった(原神のノエルのやつみたいな感じ)。天井引継ぎは正直覚えてないけど、多分あると思う(適当)

武器ガチャは武器が固定なためそもそも存在しない。代わりに、武器に付ける装備用のガチャがありそれが天井70連だったと思う。キャラ凸の恩恵が割と薄いので、廃課金ポイントは多分ここ。

海外からだとPayPal経由で課金できたので、AlipayとかWechat等々で認証を得る必要は無さそう?これは正式リリース後要確認。ドル建て選ぶと今結構高いけど。

価格的には原神に近いかな?金額で見てしまうと決して安くはないです。ただ、初期の任務やらログボやらでめちゃくちゃ石入手できたので、開幕はそれでそこそこ遊べるんじゃなかろうか。ちなみに、アズレンがかなりF2P friendlyという評価のようで、同じ開発元であるエーテルゲイザーも期待できる、と考えてる人が結構多い。

ゲームの難易度はβ時点でそこまで高くなかったので、今後どれだけ高難易度コンテンツが出てくるかというのと、どれだけランキング争いしたいかというので感じる課金圧はいくらでも変わりそう(これは何のゲームでもそう)

 

ガチャ画面は普通。これはなぜか2枚抜きしたので撮ってたリザルト。

 

・プレイするための準備や環境など

さてこのゲーム、中国のゲームなので外国人はプレイするために特定の手続きが必要になってきます。日本語CVがガッチリ付いていて声優のコメント動画もあるぐらいなので日本版リリースの可能性大とは思うものの、現状そういったニュースは出ていないので、すぐに遊びたい!という人は注意。

手続き方法はいくつかあるけど、一番シンプルなのはbilibili遊技の本人認証をパスすること。ここで証明書を提出することになるので、もちろんリスク管理は各自で。ただ、どのゲームも中国版の時点で本人認証必須なので、そこは腹を括る必要あり。一度手続きを済ませてしまえばbilibiliの全てのゲームにアクセス可能になるのでメリットはそれなりにあると思う。

ちなみに、bilibiliとbilibili遊技で本人認証が別なので注意(1敗)。小学生レベルの中国語でもいいのでメールすれば1時間ぐらいで対応してくれます。

プレイ環境としてはやはりパッド+androidエミュレータが一番だと思います。MuMuかLDPlayerのどちらかがオススメ。LDPlayerはカメラリバースが出来ないのでDS4Winを組み合わせるといい感じ。自分はβテストはLDPlayerを使ってました。

ついでにScreenTranslatorをパッドにアサインしておくとある程度中国語を教えてくれるのでこれもオススメ。Google Lensを使う方法もあるけど自分は上手く設定できなかった。とはいえ日本人は中国語をなんとなくで読めるので、ARPGの知識があればほとんど困らないと思います。

 

日本語音声はオプションで設定可。

というわけで、まずは明日というか日付的には今日のオープンが楽しみ。コケずにローンチしてくれることを願います。ちなみに日本版が出るとして、改めてやるかどうかは未定。

 

グッとガッツポーズをしてやる気を出すオシリス

そんな感じ。