休憩がてらに同じ部屋にいる住人&今回の病気紹介


・看護婦に人気の大物オーラ漂うじいさん、60くらい
海外在住経験が豊富らしくシャレで英語で話したりしてる陽気なじいさん
看護婦との話聞いてると、既婚かつ結構知識が豊富で
社会的地位がそれなりにありそうな匂いを醸し出してる
入院してる理由は腹?に傷があるかららしいんだけど、なんかチラッと
「殴られた」みたいなことを聞いた…


・新聞好きの痰が絡みがちなおじいちゃん、80手前くらい
よくいそうなおじいちゃん
別の、おそらく重い病気の治療途中に体調を崩して入院したっぽい
そのせいかは分からないけど、とにかく痰がヤバい
定期的に喉から吸引しないと危険なレベル
病室は6人部屋だけどカーテンで仕切られていて、
基本的に隣りの人の顔は見えなくて音だけ聞こえるので、
初めは中身がちょっとしか残ってない紙パックジュースをストローで延々と吸ってるのかと思いきや…


・焼き肉食ってきた若者
おそらく私より年上の謎の男性
入院2日目に運び込まれてきた
前日焼き肉を食ってきたらしい
んで、担ぎ込まれて来るや否や即手術かと思ったら病名が虫垂炎および大腸憩室炎
つまりほとんど私と同じ
ガチで辛そうだった、虫垂炎の恐怖を知った
まあ麻酔が切れるまでを乗り越えれば痛くて死ぬなんてことは無いようだけど



ちなみに大腸の憩室っていうのは腸壁にぽっこりと中から外に向かって出来る小さな窪みみたいなもので
出来る原因は不明で誰にでも何個でも出来るものだけど全く出来ない人もいて
ただ一度出来たら消えることは稀らしい
そいつに炎症が起こるのが大腸憩室炎
炎症の原因もイマイチ不明ながら言われているのは糞石が詰まることで細菌が発生して、っていうこと
実際私もエコーで見たところ、憩室は確認出来たし、
その後のCTで炎症が起こっている様子も分かったけど、
それが糞石によるものかどうかまではカメラ等でないと判断出来ないらしい


憩室自体は大腸のどこにでも出来るので、今回みたいに
盲腸付近に出来たものが炎症を起こすと虫垂がすぐそばにあるので
虫垂炎との区別がつきづらく厄介
また憩室の炎症が虫垂に広がったり、その逆もあり得る
虫垂炎になってしまうと、だいすけさんの言っていた通り
今度は腹膜炎のおそれが出てきて、これは手遅れになる可能性もある



つまり大腸憩室炎には気を付けてや、ってことらしい
一度出来た憩室は消えないことがほとんどだから再発もする
普段の注意が必要なのら
うぴ